若手船員が辞めない船会社には何があるのか?
なぜ若手船員は辞めてしまうのか?内航海運の人手不足と離職防止を考える
本文
「若い船員がなかなか定着しない」
「せっかく採用しても数年で辞めてしまう」
「技術を教えたいのに、次の世代が育たない」
内航海運の経営者や船舶管理会社の皆様にとって、船員の採用と定着は重要な課題ではないでしょうか。
船舶を安全に運航するには、設備だけでなく、それを動かす人が必要です。
今回は、若手船員が働き続けられる職場づくりについて考えます。
船員の離職を給与だけの問題にしない
若手社員が仕事を辞める理由は、一つではありません。
給与や休日などの待遇も重要ですが、職場の人間関係、将来への不安、仕事の覚え方、上司とのコミュニケーションなども関係します。
特に船内では、仕事と生活の空間が近いため、人間関係が日々の生活にも影響することがあります。
ただし、離職の原因を最初から決めつけてはいけません。
大切なのは、実際に働いている船員の声を聞くことです。
若手が相談しやすい環境になっているか
例えば、若手船員が仕事で失敗したとき。
「そんなことも分からないのか」
と言われる職場と、
「どこが難しかった?一緒に確認しよう」
と言ってもらえる職場。
どちらが、次も頑張ろうと思えるでしょうか。
もちろん、船舶の安全に関わる指導は厳格である必要があります。
しかし、安全のために厳しく指導することと、相手を人格的に否定することは別です。
経験豊富なベテラン船員の技術を次世代に伝えるためにも、教え方を工夫することが大切です。
離職防止のために取り組みたい3つのこと
① 定期的に話を聞く
入社後1か月、3か月、6か月などの節目に、仕事や生活上の困りごとを確認します。
② 教育担当者を支える
若手だけでなく、指導する船長や機関長、ベテラン船員にも負担がかかります。
教育を一人に任せきりにせず、会社として支えることが必要です。
③ 退職理由を会社の改善につなげる
退職者から聞いた理由を記録し、共通する課題を分析します。
勤務条件なのか、人間関係なのか、育成方法なのか。
原因に合った改善を進めることが大切です。
船員の定着は、経営の問題
若手が辞めるたびに、新しい人材の募集、採用、育成が必要になります。
それだけでなく、技術継承や運航体制にも影響する可能性があります。
だからこそ、離職防止は単なる人事の問題ではなく、経営の問題だと考えています。
人を大切にすることが、会社を強くする
ケイネクシアでは、「人を大切にする経営」を重要な考え方としています。
それは、単に社員に優しくすることではありません。
船員が安心して働き、技術を身につけ、成長できる環境を整えることです。
そして、船員の成長が、安全運航、技術継承、会社の持続的な発展につながることを目指します。
ケイネクシアは、約30年の製造業での現場経験と、人・組織の改善という視点から、海運会社の人材育成や職場づくりを考えています。
若手船員の定着や船内コミュニケーションについて、お悩みがあればご相談ください。
ケイネクシア海事代理士事務所
https://www.k-nexia.co.jp/services/maritime/
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